デスクワーク後に何もする気力が残っていない?5分でできる健康対策と簡単ストレッチで疲れ知らずに
「今日も一日中パソコンに向かって仕事したら、肩がバキバキ...」 「定時後はもう何もする気力が残ってない...」 「最近、腰痛がひどくなってきたかも...」
こんな悩み、身に覚えはありませんか?
僕も社会人になってからデスクワークの毎日で、体の不調を感じることが増えました。特に会社でパソコン作業を8時間、家でもスマホやPC...気づけば1日中座りっぱなしで画面を見続けている生活。
そんな現代のデスクワーカーが抱える悩みを解決し、「仕事で疲れない体」をつくるための健康管理術をお伝えします。無理なく続けられるちょっとした工夫で、毎日の体調と仕事のパフォーマンスを大きく変えることができるんです。
目次
- デスクワークがもたらす健康リスク
- デスクワーク 腰痛対策の基本
- デスクワーク中に簡単にできるストレッチ方法
- デスクワーカーのための効率的な運動習慣
- デスクワーカーの食事と栄養管理
- メンタルヘルスとストレス管理
- 1週間で始められる「疲れない体づくり」計画表
1. デスクワークがもたらす健康リスク
現代のオフィスワーカーが直面している問題
デスクワークは一見、体力を使わない楽な仕事に思えますが、実は身体に大きな負担をかけています。厚生労働省の調査によると、20代〜30代の会社員の約7割が「身体の不調」を感じていて、その多くがデスクワークに関連した症状です。
最も一般的な症状は以下の通りです:

- 肩こり・首の痛み(78.3%)
- 腰痛(65.2%)
- 目の疲れ(82.7%)
- 疲労感・だるさ(75.9%)
- 頭痛(40.2%)
「座りすぎ症候群」という現代病
長時間同じ姿勢で座り続けることで起こる「座りすぎ症候群」は、様々な健康リスクを高めます。1日7時間以上座っている人は、運動不足だけでなく、以下のリスクが増加するという研究結果があります:
- 代謝機能の低下
- 血流の悪化
- 筋肉の衰え
- 内臓脂肪の蓄積
- 集中力の低下
驚くべきことに、「座りすぎ」の健康リスクは、運動をしていても完全には相殺できないとされています。つまり、定期的に運動する習慣があっても、1日中座っていれば健康リスクがあるということ。だからこそ、デスクワーク中の対策が非常に重要なんです。
2. デスクワーク 腰痛対策の基本
デスクワークでなぜ腰痛になるのか?
デスクワーカーの約7割が腰痛を経験するといわれています。なぜデスクワークで腰痛が起きるのでしょうか?
主な原因は以下の3つ:
- 長時間の静的姿勢: 同じ姿勢で座り続けると、腰への負担が集中します。特に猫背などの不良姿勢では、腰椎に余計な負担がかかります。
- コアマッスルの弱化: 座りっぱなしの生活では、腰を支える筋肉(コアマッスル)が使われないため弱くなり、腰を支える力が低下します。
- 血流の悪化: 長時間座ることで血流が悪くなり、筋肉が硬くなって痛みを引き起こします。
正しい座り姿勢の作り方
腰痛予防の基本は、正しい姿勢で座ることです。理想的な座り姿勢は:

- 背筋を自然に伸ばし、椅子の背もたれにしっかり背中をつける
- 足の裏全体が床につく高さに椅子を調節する
- 膝と腰が約90度になるようにする
- モニターは目線より少し下になるよう調整する
- 肘は約90度で、手首に負担がかからないようにする
しかし、どんなに良い姿勢でも長時間同じ状態は良くありません。基本は「動的な姿勢」で、30分に一度は姿勢を変えたり、立ち上がったりすることが大切です。
3. デスクワーク中に簡単にできるストレッチ方法
デスクでできる5分ストレッチ
忙しい仕事の合間でも、デスクに座ったまま行える簡単なストレッチがあります。これらは目立たず、オフィスでも周囲を気にせず実践できるものばかりです。
① 首・肩のストレッチ(所要時間:1分)
- 首のストレッチ: ゆっくりと頭を右に傾け、右肩を下に引っ張るように15秒キープ。反対側も同様に行う。
- 肩回し: 肩を前から後ろへ大きく5回、次に後ろから前へ5回回す。
② 背中・腰のストレッチ(所要時間:2分)
- 猫のポーズ: 椅子に座ったまま、背中を丸めてから反らす動きを5回繰り返す。
- 腰ひねり: 椅子に座って背筋を伸ばし、胸を正面に向けたまま上半身だけを右に回転。15秒キープして戻し、次は左に回転。
③ 手首・指のストレッチ(所要時間:1分)
- 手首ストレッチ: 右手を前に伸ばし、左手で指先を背中側に引っ張る。15秒キープして反対も同様に。
- 指の開閉: 両手の指を大きく広げてから強く握る動作を10回繰り返す。
④ 目の疲れ解消(所要時間:1分)
- 20-20-20ルール: 20分おきに、20フィート(約6m)先を20秒間見る。または遠くの窓の外など見える一番遠くの物を見つめる。
- まばたき運動: 意識して10回ゆっくりまばたきをする。
ストレッチを習慣化するコツ
- カレンダーアラート: パソコンやスマホのカレンダーに30分おきのリマインダーを設定する。
- 水分補給と連動: 水を飲むたびにストレッチをする習慣にする(水分補給も必然的に増えて一石二鳥)。
- 「立ち上がりルール」: 電話が鳴った時、メールを送信した後など、特定の行動をトリガーにして必ず立ち上がる。
4. デスクワーカーのための効率的な運動習慣
忙しい社会人でも続けられる運動習慣
「運動しなきゃ」と思っていても、長時間労働の後ではなかなか実行に移せないものです。ここでは忙しい社会人でも無理なく続けられる運動習慣を紹介します。
朝の5分間エクササイズ
朝の身支度の前に行う簡単な全身運動。寝起きの体を目覚めさせ、1日のパフォーマンスを上げる効果があります。
- 腕回し各方向10回
- スクワット10回
- 腕立て伏せ(膝をついてもOK)5〜10回
- 体側伸ばし左右各10秒
昼休みの「ついで」運動
- コンビニまでの往復を少し遠回りする
- エレベーターではなく階段を使う
- 座っていた時間の分だけ、少し多めに歩く
帰宅後の疲労回復ストレッチ
1日の緊張を解きほぐし、質の良い睡眠につなげるための簡単ストレッチ:
- 全身伸び(30秒)
- 股関節ストレッチ(左右各30秒)
- 壁に足をかけて行うふくらはぎストレッチ(左右各30秒)
スマホアプリを活用した運動管理
運動を継続するには「見える化」が効果的です。以下のような無料アプリを活用しましょう:
- 歩数計アプリ:日々の活動量を記録
- 7分間ワークアウトアプリ:短時間で効率よく全身運動ができる
- ストレッチ指導アプリ:正しいフォームで行えるよう動画で解説してくれる
5. デスクワーカーの食事と栄養管理
疲れにくい体をつくる食事のポイント
デスクワークでは意外と脳がエネルギーを消費しています。集中力を維持し、疲れにくい体をつくるには、適切な栄養素の摂取が欠かせません。
集中力と脳機能を高める栄養素

- 良質なタンパク質: 魚、鶏肉、豆腐、納豆などに含まれる
- オメガ3脂肪酸: 青魚、亜麻仁油、クルミなどに豊富
- ビタミンB群: 玄米、レバー、緑黄色野菜に多く含まれる
- 抗酸化物質: カラフルな野菜や果物に含まれる
コンビニでも選べる健康的な食事
忙しい日々の中で、コンビニ食に頼ることも多いでしょう。そんなときでも選び方を工夫すれば、栄養バランスを整えることができます:
- サラダチキン + サラダ + 玄米おにぎり
- 具だくさんの味噌汁 + 豆腐入りおかず + 茹で卵
- 野菜スティック + ゆで卵 + 無糖ヨーグルト
持続的なエネルギーを維持するための間食と水分補給
午後の集中力低下を防ぐためには、適切な間食と水分補給が効果的です:
- 理想的な間食: ナッツ類、チーズ、フルーツ、ダークチョコレート(カカオ70%以上)
- 避けるべき間食: 砂糖たっぷりのお菓子、炭酸飲料(一時的に集中力が上がっても、すぐにエネルギー低下を招く)
- 水分補給: 1日1.5〜2リットルの水分を意識的に摂取(コーヒーや茶も適量なら水分として有効)
6. メンタルヘルスとストレス管理
デスクワークによるメンタル疲労の対処法
長時間のデスクワークは、身体面だけでなく精神面にも影響します。メンタル疲労の蓄積は、身体の不調にもつながる重要な問題です。
仕事中に行うメンタルリフレッシュ法
- 2分間の深呼吸: デスクに座ったまま、目を閉じて2分間ゆっくり深呼吸に集中する
- マインドフルネスの実践: 5分間、今この瞬間の感覚(呼吸、体の感覚など)に意識を向ける
- グラウンディング: 自分の周りの5つのものを見て、4つのものに触れて、3つの音を聴いて、2つの匂いを嗅いで、1つの味を味わう
集中と休息のリズムづくり
脳は約90分の集中サイクルを持つと言われています。このリズムに合わせた働き方を意識すると、効率が上がり疲労も軽減されます:
- ポモドーロテクニック: 25分の集中作業 + 5分の休憩を繰り返す
- 集中タスクと雑務の区別: 高い集中力が必要な仕事は午前中や集中しやすい時間帯に行い、メールチェックなどの雑務は集中力が落ちやすい時間帯に行う
睡眠の質を向上させるテクニック
質の良い睡眠は、疲れを取り、翌日のパフォーマンスを左右する最も重要な要素です:
- ブルーライトカット: 就寝1時間前にはスマホやPCの使用を控えるか、ブルーライトカットモードにする
- 睡眠ルーティン: 毎晩同じ時間に同じことをして脳と体に「もうすぐ眠る時間」というシグナルを送る
- 寝室環境の整備: 温度18〜23度、湿度50〜60%、なるべく暗く静かな環境を作る
7. 1週間で始められる「疲れない体づくり」計画表
いきなり全てを実践するのは難しいもの。まずは1週間の計画表で無理なく始めていきましょう。
平日プラン
朝(起床後5分):
- 全身ストレッチ2分
- 軽いスクワット10回
- 十分な朝食と水分
昼休み:
- 昼食後に10分間の軽い散歩
- デスク周りを離れることが重要
仕事中:
- 1時間に1回は姿勢を変える
- 2時間に1回は立ち上がる
- 水をこまめに飲む(デスクに水筒を置く)
夕方:
- 帰宅後、スマホやPCを見る前に10分間ストレッチ
- 夕食は炭水化物を抑えめに
- 就寝1時間前にはブルーライトを避ける
休日プラン
朝:
- 平日より30分長く寝る(寝だめではなく、規則正しい睡眠が理想)
- 朝食後に20分程度の有酸素運動(ウォーキングなど)
日中:
- 2時間に一度はストレッチや体を動かす時間を取る
- 平日よりも水分をしっかり取る
- 外出して自然光を浴びる時間を作る
夜:
- 入浴でしっかり体を温める
- 就寝前のリラックスタイムを確保する
継続するための仕組みづくり
- スマホのリマインダー機能を活用
- 同僚や友人と一緒に取り組む
- 毎日の体調や実践内容を簡単に記録する
- 小さな成功を実感して自分を褒める
まとめ:今日から始める3つのアクション
デスクワークによる体の不調は、小さな習慣の積み重ねで大きく改善できます。特に以下の3つは、今日から始められるシンプルなアクションです:
- 30-30ルール: 30分おきに30秒立ち上がるか姿勢を変える
- 2-1-3の水分ルール: 朝2杯、昼食時1杯、午後3杯の水を飲む習慣をつける
- 就寝前スマホ断ち: 寝る1時間前はスマホやPCを見ない
健康は最大の資産です。特に20代は将来の健康を左右する習慣が形成される重要な時期。今からの小さな習慣づくりが、5年後、10年後の自分の働き方や生活の質を大きく変えていきます。
無理なく続けられる範囲で、自分に合った健康習慣を見つけていきましょう。今日からのその一歩が、将来の自分への最高の投資になります。
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