20代から始めるつみたて投資 〜将来の自分に感謝される資産形成のはじめ方〜
目次
- はじめに:20代の今だからこそ積立投資を始めるべき理由
- 積立投資とは?初心者にもわかりやすく解説
- 20代にとっての積立投資のメリット
- 積立投資のデメリットと対処法
- 20代におすすめの積立投資の始め方
- よくある質問と回答
- まとめ:「アセットナビゲート」の理念に基づいた20代からの資産形成
はじめに:20代の今だからこそ積立投資を始めるべき理由
どうも、ショウです。23歳の個人投資家兼フリーランスとして活動しています。
「投資って難しそう」「まだ20代だし、お金貯まってから考えればいいかな」
こんな風に思っていませんか?実は僕も最初はそうでした。高校卒業後、7つの職場を渡り歩きながら気づいたことがあります。それは「会社の給料だけに頼っていては、将来の安定は得られない」ということ。
そして23歳の今、積立投資を実践する中で確信しています。20代こそが積立投資を始めるベストタイミングなんです。なぜなら、私たち20代には「時間」という最強の武器があるから。
この記事では、投資の専門知識がなくても、月々数千円から始められる積立投資について、同じ20代の視点からわかりやすく解説します。「老後が不安」「将来のために今から備えたい」と考えているあなたに、ぜひ読んでほしい内容です。
積立投資とは?初心者にもわかりやすく解説
積立投資の基本概念
積立投資とは、毎月決まった金額を自動的に投資に回す方法です。例えるなら、毎月お小遣いの一部を貯金箱に入れるようなもの。ただし、普通の貯金と違うのは、その貯金箱がお金を増やしてくれる可能性があることです。
一括投資との違い
投資には「一括投資」と「積立投資」の2種類があります。

一括投資:まとまった資金(例:100万円)を一度に投資する方法 積立投資:少額(例:月1万円)を定期的に継続して投資する方法
例えば、株価が1万円の株を買うとします。一括投資なら100株で100万円必要ですが、積立投資なら毎月1株ずつ買っていくことも可能です。
複利の魔法:20代から始める価値
「複利」という言葉を聞いたことはありますか?これは「利益に対してもさらに利益が発生する」という、投資における魔法のような仕組みです。
例えば、年利5%で100万円を投資した場合:
- 1年後:105万円(+5万円)
- 2年後:110.25万円(+5.25万円)
2年目は1年目より利益が大きくなります。なぜなら、1年目で増えた5万円にも利益(5%)が発生するからです。
これが20代から60歳まで続くとどうなるか? 20歳から月1万円を年利5%で運用すると、60歳では:
- 投資総額:480万円
- 運用結果:約1,600万円(+1,120万円)
30歳から始めると:
- 投資総額:360万円
- 運用結果:約890万円(+530万円)
10年の差で利益が約590万円も変わります!これが「早く始める」ことの価値です。

ちなみに、「ドルコスト平均法とは?初心者でも始められる賢い投資戦略の活用法」という記事でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
20代にとっての積立投資のメリット

時間の味方につける
先ほどの複利の例で示したように、20代の最大の武器は「時間」です。投資は短期的には上下動しますが、長期的には右肩上がりになる傾向があります。例えば、日経平均株価は短期では暴落することもありますが、30年単位で見れば上昇しています。
ドルコスト平均法による価格変動リスクの軽減
積立投資の最大の利点の一つが「ドルコスト平均法」です。これは毎月同じ金額を投資することで、平均購入単価を抑える効果があります。
例えば、あるインデックスファンド(市場全体の動きに連動する投資信託)を毎月1万円ずつ購入するとします:
- 1月:1万円÷1万円=1口
- 2月:1万円÷8千円=1.25口
- 3月:1万円÷1.2万円=0.83口
3ヶ月で合計3.08口、平均単価は約9,740円になります。相場が下がった時に多く買えて、高い時に少なく買えるので、一括投資よりもリスクを抑えられるんです。
ドルコスト平均法について詳しく知りたい方は、当サイトの「ドルコスト平均法とは?初心者でも始められる賢い投資戦略の活用法」の記事をご覧ください。
少額から始められる心理的ハードルの低さ

積立投資は月々1,000円から始められるサービスもあります。「投資は大金が必要」というイメージを持っている人も多いですが、実はコーヒー1杯分のお金から始められるんです。
僕自身、高校卒業後すぐに投資に興味を持ちましたが、まとまった資金がなかったので積立投資から始めました。少額でも継続することで、今では安定した資産形成の土台ができています。
積立投資のデメリットと対処法

積立投資にはデメリットもあります。正しく理解して対策を立てておきましょう。
短期的には大きなリターンは期待できない
積立投資は「少しずつ、長期的に」資産を増やす方法です。株価が急騰して一攫千金...というようなことは期待できません。FX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨のように短期間で大きく利益を出せる可能性がある投資と比べると、地味に感じるかもしれません。
しかし、リスクの低さと継続性を考えれば、20代の若者こそ積立投資が向いています。「塵も積もれば山となる」という言葉通り、コツコツと積み上げることで大きな資産になります。
市場の大暴落時のメンタルマネジメント
投資を始めると必ず経験するのが「暴落」です。例えば、2020年のコロナショックでは世界中の株価が一時的に大暴落しました。こういう時に「損した!」と焦って売ってしまうと、本当の損失が確定してしまいます。
僕自身、7つの職場経験を通じてメンタルマネジメントの重要性を学びました。投資でも同じで、一時的な下落に動揺せず、長期的な視点を持つことが重要です。むしろ暴落時は「セール中」と考えて、普段より多く買い増しするチャンスでもあります。
何に投資するかの選択肢の多さによる混乱
投資信託、ETF、個別株、債券...投資先の選択肢はあまりにも多く、初心者は混乱しがちです。「何に投資すればいいの?」という悩みは当然です。
対策としては、まずは「全世界株式インデックス」のような、世界中の企業に分散投資できる商品から始めるのがおすすめです。投資の知識や経験が増えてきたら、少しずつ投資先を広げていけばOKです。
ライフイベントに備えた柔軟な資金計画の必要性
20代から30代にかけては結婚、マイホーム購入、子どもの誕生など大きなライフイベントが目白押しです。これらには多額の資金が必要になることも。
そのため、全ての貯金を投資に回すのではなく、3〜6ヶ月分の生活費は「緊急資金」として普通預金や定期預金に確保しておくことをおすすめします。投資資金と緊急資金のバランスを考えた資産形成が大切です。
20代におすすめの積立投資の始め方
iDeCo・NISAなど税制優遇制度の活用法
投資で得た利益には基本的に約20%の税金がかかります。しかし、政府が用意した税制優遇制度を活用すれば、この税金を節約または非課税にできます。

NISA(少額投資非課税制度): 年間最大360万円まで投資できる非課税制度です。2024年から新NISAが始まり、より使いやすくなりました。積立投資向けの「つみたて投資枠」と、一括投資も可能な「成長投資枠」があります。
NISAについて詳しく知りたい方は、当サイトの「【2025年最新!】NISA(ニーサ)口座は楽天証券がおすすめ!メリットとデメリットを徹底解説!」という記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
iDeCo(個人型確定拠出年金): 老後のための年金制度ですが、掛け金が全額所得控除になるため、税金対策としても有効です。ただし、原則60歳まで引き出せないので、長期投資を前提にしている人におすすめです。
インデックス投資の魅力と選び方
初心者におすすめなのが「インデックス投資」です。これは市場全体の動きに連動する投資で、例えば「TOPIXに連動するファンド」なら、日本の主要企業全体に投資していることになります。
インデックス投資のメリット:
- 運用コストが安い(多くは年0.1〜0.5%程度)
- 分散投資効果が高い
- 銘柄選びの手間が省ける
- 長期的には市場平均のリターンが期待できる
特におすすめなのは「全世界株式インデックス」や「S&P500」などの幅広い銘柄に投資できるインデックスファンドです。
月々いくらから始めるべきか
「いくらから始めるべき?」という質問をよく受けますが、大切なのは「金額」ではなく「継続できること」です。月1,000円でも、3,000円でも、10,000円でも、あなたが無理なく続けられる金額で構いません。
個人的な経験からアドバイスするなら、まずは月々の収入の10%程度を目標にするといいでしょう。月収20万円なら2万円くらい。それが難しければ、5%でも3%でも大丈夫です。大切なのは「今すぐ始めること」です。
投資先選びのポイント
投資先を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう:
- 手数料が安いこと:長期投資では、わずかな手数料の差が大きな差になります
- 分散効果が高いこと:一つの企業や国に集中せず、リスクを分散させましょう
- 自分の知識レベルに合っていること:難しすぎる投資商品は避けるべきです
- 長期的な成長が期待できること:短期的な流行よりも、長期的な成長性を重視しましょう
例えば、「全世界株式インデックス」は世界中の企業に投資できるため、地域的な分散が効いています。また、「バランスファンド」は株式と債券の両方に投資するため、リスクとリターンのバランスが取れています。
よくある質問と回答
積立投資は何歳まで続けるべき?
基本的には現役引退するまで、60〜65歳くらいまで続けるのが理想的です。ただし、引退後も一部は投資を続けるケースも多いです。ライフプランに合わせて柔軟に考えましょう。
どんな金融商品に投資すべき?
初心者なら「全世界株式インデックスファンド」がおすすめです。世界中の企業に分散投資でき、長期的な成長が期待できます。具体的な商品名は証券会社によって異なりますが、「全世界株式」「先進国株式」などのキーワードで探せます。
いくらから始めるべき?
繰り返しになりますが、金額よりも「始めること」「継続すること」が重要です。月々1,000円からでも始められますし、徐々に増やしていけばいいのです。まずは月収の3〜10%程度を目安にすると良いでしょう。
失敗しないためのコツは?
投資で最も失敗しやすいのは、「感情的になって売買を繰り返すこと」です。特に暴落時に焦って売ったり、上昇時に調子に乗って買い増したりするのは危険です。
積立投資のコツは「考えないこと」です。月々の投資額を決めたら、あとは自動的に積み立てられるようにして、相場の上下に一喜一憂しないことが重要です。
まとめ:「アセットナビゲート」の理念に基づいた20代からの資産形成
「学歴や初期条件に関わらず、賢明な選択と行動で人生を豊かにできる」という「アセットナビゲート」の理念のもと、私は高卒から独自のキャリアを築いてきました。
投資も同じです。「お金持ちじゃないから」「投資の知識がないから」と諦める必要はありません。20代の今からコツコツと積立投資を始めれば、30年後、40年後には大きな資産になっているはずです。
個人的な経験から言えることは、「始めるのに完璧なタイミングはない」ということ。市場が上がっているときも下がっているときも、重要なのは「今日から始めること」です。
月々数千円からでも大丈夫。あなたの将来の自分が「20代のあのとき始めておいてよかった」と感謝する日が必ず来るでしょう。
この記事が、あなたの最初の一歩の後押しになれば幸いです。